コロナ対策がひと段落して、人が対面しない場所や、開放された野外ではマスクを着用しなくても大丈夫、それぞれの判断に任せるということになりました。
では私はマスクをつける?つけない?
思い出すのは、マスク着用が義務化されたころのこと。
何故か相手に自分の意志や言葉をきちんと伝えよう、とすると、《せっかくつけていたマスクをわざわざ外してしまう》という癖がありました。
同席した看護師さんに、
「今、このご時世で、高齢者の前でマスクを外すなんて」
と厳しく指摘され、かなりへこみました。また、皆がマスクをして歩いているだけで、不安な気持ちになり、如何に自分が日頃、人の顔色を見て生活しているかがわかりました。
相手の表情を読んで、自分の態度を決めるという自分の性格が露見したような気分でした。
マスク生活3年目。この3年で3年分オバサン化した分、相手の表情がどうであろうと、自分の態度や意見は自分で決める、という図太さが身についてきたような…。
先日も立川のラーメン屋で「次回お使いください」と渡された無料券(トッピング1品無料)を、退店時にすれ違った入店者に渡す、という行為をやってのけました。
老眼が進み、相手の顔色はますます読めなくなってきています。
店頭で売り切れ続出、奪い合いだったマスクも、やや余り気味の様相を呈してきました。
夫が運送会社で支給された、白くて飾り気のないマスクを使ってきましたが、そろそろ、色が付いたり立体的だったりするオシャレマスクにデビューするのもいいかもしれません。
似合う?似合わない?
それこそ、人の意見は気にせず「自分で決める」ことにしましょう。
2023.3.25 こしごえ