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「認知症予防のための図書館活用術」

府中市立図書館よりお知らせがありました「認知症予防のための図書館活用術」の講演会の動画を視聴しました。多くの方がご覧になられたかと思いますが、とてもいいお話でしたのでご紹介したいと思います。

講師の先生は、医療福祉学博士、日本認知症予防学会会員の結城俊也先生です。ゆっくり丁寧にお話をされ分かりやすい講演会でした。内容は、図書館を上手に使いながら認知症を遠ざけるライフスタイルを作りましょうというもの。NHKが開発した「AIひろし」に健康寿命をどうしたら延ばせるか分析させた。“運動や食事よりも 読書が大事!?”という結果が出たところから始まります。健康寿命とは心身共に自立し健康的に生活できる期間。本を読む人、読まない人では、本を読む人の方が2年間長生き。図書館が一番多い山梨県の健康寿命は男性が1位、女性が3位と平成28年に厚労省が発表した。健康寿命を延ばすには読書が関係しているということが分かってきた。そこで図書館。認知機能を維持し健康的に生活できるように図書館を積極的に利用しましょうと、結城先生より5つの提案がありました。

1.図書館に行く日は運動を!できれば図書館に歩いていくか、運動してから図書館に行きましょう。運動することで認知症を予防していく。
2.いろんなジャンルの本を読んで知的な負荷をかけ脳を鍛える。刺激を与えてワーキングメモリーを維持していく。
3.朗読にチャレンジ!声を出す。脳が活性化する。呼吸が良くなる。顔面口腔機能を使う。音読が記憶力を改善させたり、誤嚥性肺炎の予防をする。
4.オノマトペを楽しもう。オノマトペとは、「ザーザー」「ピューピュー」「ニヤーニヤー」など自然界の音・声・物事の状態や動きなどを音で表した語、擬音語、擬態語、擬声語。イメージを呼び起こす力、体感を表現する力を持っている。イメージを膨らませて読んでみる。想像することは脳を楽しませている。
5.図書館のイベントに参加して、つながりを持ちましょう。交流や付き合いが少ないと認知症のリスクが上がっていく。介護が必要となっていく。社会交流によって自然と社会的認知力は育っていくもの。人との関わりを大切にする。

本を読む。人とつながる。やりがいをもつ。そういったライフスタイルにしていきましょうと締めくくられました。

 

2001年11月にJR東日本の「Suica」が登場して20年がたった。

鉄道会社間の相互利用が可能、電子マネーの機能も加わった。

カード1枚でどこまでも行けて飲食や買物ができる。

前世紀に何人が想像できたろうという新聞の記事を読みました。進化に驚きます。今では切符に書いてある4桁の数字を四則計算して10にする遊びを電車の中で行った事が懐かしく思います。

「東京駅開業100周年記念Suica」。デザインが素敵で愛用しています。

2021.11.27  のむら

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