昨年11月、東京都で「認知症体験VR」の応募があり申し込んでみました。なんと厳正なる抽選の結果、当選しましたと、「認知症体験VR」一式(VRスコープ・取扱説明書)及びパンフレット「知って安心認知症」が送られてきました。
早速、「認知症体験VR」使い方ガイドを読みながらVRスコープを組み立て、スマートフォンにアプリをインストール、動画をダウンロードし、VRスコープにスマートフォンをセットして視聴。
6分程度で、「レビー小体型認知症」をVRで体験できました。もの忘れの他に、いないはずの孫が見えたり、カーペットの模様や壁のシミが虫に見えたりしていました。家族はいつもと違う本人に戸惑い、怒りを込み上げていました。
「認知症体験VR」を体験してみて、「レビー小体型認知症」は、記憶障害、幻視、錯視の症状があることが分かりました。また家族の気持ちも理解できましたが、家族に認知症の理解がないと間違った対応をしてしまうことも分かりました。
認知症の方が不安を感じながら生活していることを理解し、ご本人もご家族も心穏やかに生活する事ができるよう支えていきたいと思えた貴重な体験となりました。
2022.1.29 のむら