少し前に「世界がもし100人の村だったら」という本が話題になりました。
社会の仕組みや環境問題、資源利用の不均衡をわかりやすく数や割合に置き換えています。
この度、夫が長女に「いのちの数え方」という一冊をプレゼントしました。
生まれてくる奇跡、出会いの奇跡、人生はあっというまに過ぎる…ということが、軽やかなイラストと共に綴られます。
わが夫はこんなにロマンチックな人でしたっけ?
出会った30年ぐらい前、私は「アルバイトは親に紹介された家庭教師だけ」というふんわりした似而非お嬢様時代を経て、見つけた仕事の給料を
「どう?この金額で」
と面接官に聞かれて何と返答すべきか全くわからず、父の友人に
「どのくらいの会社?資本金どれくらい?」
と聞かれて考えたこともない、と絶句し。
一方の夫は高校生からの一人暮らし。故郷で独居の母に迷惑をかけないように、アルバイトとスポーツ特待生の身分(授業料無料)を維持両立する生活で、何にいくらかかるのか?この金額を手にするためには、何時間の労働が必要か?常に計算していたのだと思います。
さて、そんな二人から2830グラムで生まれて9692日目に嫁いだ娘は、従業員含めて20人ぐらいの大家族に囲まれ、38キロだった体重が45キロほどになり、90日ほど後には母になる予定です。
2023.4.29 こしごえ