最近、読んだ本をご紹介します。
『最高の老後「死ぬまで元気」を実現する5つのM』山田悠史
米国で老年学を学び医師として活躍をしている方の著書です。
老化のメカニズムを説明しながらも、人生の終盤をより良く生きるために考えさせる内容です。
5つのMとは、Mobility(からだ)、Mind(こころ)、Medications(くすり)、Multi complexity(よぼう)、Matters Most Tome(いきがい)。
最初の4つの章では科学的根拠を持って健康について説明をしていますが、上記の4つを覆す可能性があるのが最後の章である「いきがい」。他人から見て、どんなに不健康な選択だったとしても本人にとってかけがえのないいきがいであれば、本人が大切に思っていることを優先されるべき、終末期の選択にも大きな意味をなしてくる、といった内容です。
私自身、普段ご支援させていただくにあたって自分の価値観を押し付けていないか?四角四面に考えていないか?を振り返る必要があるかもしれないと感じました。
きのうは、衝撃的なニュースに驚きました。
生まれてくることは容易いことではないのに、他人の力で突然いのちを奪われてしまうことに改めて驚愕しました。
要人に限らず万人が、それぞれの価値観を大事に人生を全うできる社会になってほしいです。
2022.7.9 おばら