ご縁があり、ジュニアスポーツ指導者講習会を受講してきました。パネリストが元読売巨人軍の宮本和知さんで、野球が話題の中心でした。
日頃の業務に活かせるようなお話も聞けましたので、ご紹介したいと思います。
〇ハラスメントについて
昭和の学童野球の指導といえば、怒鳴り声があたりまえでした。
今ではそれがパワーハラスメントに該当します。
本人が怒鳴られたのではなく、ほかのチームメイトが怒鳴られたのであっても、
「怖い」
「いやだ」
と選手が感じれば立派なハラスメントです。
宮本さんは「茅ヶ崎ジャイアンツ」という学童チームを主催されていますが、こどもたちに「強くたくましくなって欲しい」と願って大容量の弁当箱を購入して選手たちに配ったところ、父兄から
「それはハラスメントになる」
と指摘を受けたそうです。
登壇している管理栄養士の方からは、今の小学校では「多く食べること」よりも、「自分が食べられる分量をわかって、残さない」ことが給食の指導方針になっていると補足がありました。
〇コーチング(声掛け)について
「君は足は速いのに、バッティングはダメだなあ・・・・」
と伝えるのと、
「バッティングはいまいちだけど、君って足、速いよな!」
と伝えるのとでは、どちらの伝え方が選手のやる気をアップさせるでしょうか?
もちろん正解は後者です。
同じ内容でも、伝え方によって相手の気分を上げるか下げるか、決まってしまう。
ケアマネの面談技術として、ぜひ活かしたいお話です。
宮本さんはテレビのバラエティ番組に出演する中で、言葉ひとつで周囲の雰囲気が明るくなったり、暗くなったりすることを学んだそうです。
女子野球チームのお手伝いを続けていて、こんな講演会が聞けたのは嬉しい機会でしたが、最近もうひとつ嬉しいことがありました。
知り合いのAさんとBさんが、小学校時代、同じ女子野球チームの選手同士だったことが判明しました。
小学校卒業以来、一度も会っていないというお二人ですが、私が間に入って一席設けることになりました。
府中で唯一の幻の女子学童野球チームについて、どんな話が聞けるでしょうか?今からとても楽しみです。
2022.12.10 こしごえ