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パン屋

最終学歴が高校の電気科のわたし。
勉強嫌いで学がなく、まぁ今までの人生が転職王だったわけです。
造船所、業務用冷蔵庫の製作、空調屋、配食弁当、コンビニ、2トントラックでタイヤ運び、酒屋さんへの酒の配達…
シンプルに飽き性で根性なしですね。
そこで今回は、思い出に残る、あるパン工場での愉快なバイトの経験をブログにしようと思ったわけです。

確か18時から翌日5時までの勤務だったように思います。
まずは17時過ぎに工場の事務所の受付に並ぶわけでございます。
そこで、その日の工場内での配属が決まるわけです。人生が決まるわけです。
ある時、受付が遅くなるとしんどい配属先になるとの噂を聞きつけ、徐々に早く事務所に行くようになった私。人は日々賢くなるものです。成長です。

そして、仕事は奪い合い。

ロッカールームで白い衣装を身にまとい、いざ出陣。
現場に入る前に互いにコロコロで埃を取り合う。コロコロ~、コロコロ~
次に機械の強風に吹かれ、そして現場へ。

ある日はひたすら流れてくるパンの上にウインナーを乗せ、またまたウインナーを乗せる。
ある日は中華まんに焼き印をつけ、またまた焼き印をつける、またつける。
ある日は水に浸して重く成長したもち米を大きい柄杓のような物ですくっては別の場所に移し、すくっては別の場所に移し、すくっては別の場所に移しての繰り返し。手首がどうにかなります。

休憩時間になりホッとするわけですが、とにかく工場が広いので、現場から休憩所まで徒歩約10分。
往復約20分。休憩は30分くらいだったように思います。
パンは食べ放題でしたが、日々小食に

12月のある日、イチゴのヘタ取りを命じられ、若干ウキウキな私。
楽かも。
そのグループは多国籍で構成されたグループ。聞きなれない言語が飛び交う中、ヘタを取りまくる私。
が、これが地獄なのです。
手しか動かさないこともあり、数時間経つ頃には手全体の体温が奪われるわけです。で、体が凍えます。
今でもスーパーでイチゴを見かけると、たまにあの地獄を思い出します。

ある日の出来事。その日はパン製造の目標を達成し、「バイトの方は早くあがっていいですよ。」と社員さんの神のようなお言葉
当然、時給は減るのですが、大喜びした記憶があります。しかも鮮明に!
このバイトで学べたこと

『みんな必死に生きている』

寒くなってくると、毎年のようにこのバイトを思い出します。
急な気温低下。
皆様、ご自愛くださいませ。

2025.10.25 たけむら

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