個別避難計画とは、大規模災害が発生した時に高齢者や障害のある方など、自力での避難が困難な方に対する避難支援体制です。国において令和3年に法律が改正され、個別避難計画の作成が努力目標として定められ、全国の自治体で個別避難計画の作成が始まっています。
府中市では令和7年度から個別避難計画の作成が始まり、対象者の健康や生活の状況を知るケアマネジャーが対象者の方、関係者と一緒に作成することになりました。
令和元年、大雨により府中市で初めて避難勧告が発令されたことが記憶に残っています。
多摩川の水位が上がり、多摩川周辺にお住いの方はどうしたらいいのか不安になっていたこと。一斉に避難となり避難所やスーパーの駐車場は人や車があふれ大混乱になったこと。避難しないで大丈夫や諦めていた人がいたこと等々。その後地域で報告会があり、災害の恐ろしさを目の当たりにしました。
対象者の方と個別避難計画作成にあたり、水害と地震の避難の仕方や避難所、避難場所の違い、災害用伝言ダイヤル(171)の利用の仕方など、わたくし自身が防災について知識を増やすことができました。
個別避難計画には避難先や安否確認、避難所への同行などの避難支援の方法が記載されています。個別避難計画が命を守る行動の一助になればと思い、今後もご協力させていただきます。
多摩川よ。あばれず穏やかに流れておくれ!
2025.9.6 のむら