働く人の担い手不足、全業界で危惧されているところです。
訪問介護職員の有効求人倍率15.3倍…。
全職種の平均有効求人倍率は、1.3%弱です。
1%以上は、売り手市場、つまり買い手の企業は、人材獲得に苦慮する状況です。1人の就
職希望者に対して15.3社が手を挙げている状況です。
ヘルパーさんの有効求人倍率に衝撃をうけ15.3倍を記憶していたのですが、最近、たまたまニュースを見てその数字を思い出したところ、夫は私以上に衝撃を受けていました。
介護業界では、見慣れた数値、でも本当は見慣れてはいけない数値です。
ヘルパーさんとの関係性が良いと、ご利用者様のお気持ちが安定し、格段に良い変化が見られるように思います。最近、読んだ本に“孤独”に関する一説がありました。孤独に影響されるのは脳だけでない、身体も影響を受けるという説です。孤独を感じると、副交感神経(落ち着き、消化)が活発になるのではなく、逆に交感神経(闘争か逃走)が活発になってしまい、状態が続けば続くほど病気を引き起こしたり寿命を縮めたりするとのこと。
1人でいても家族といても孤独を感じるかどうかは人それぞれ、必ずしも孤独を感じるわけだはないですが、孤独だけでなく、不安感や焦燥感は少なからず誰しもがあるかなと思います。誰かと関わることは大事。1対1でご利用者様と対峙しながら数多いタスクをこなさなければならないヘルパーさんは、介護スキルのほか、段取り力、観察力、コミュニ
ケーション能力等々問われる、実はマルチスキルが必要で、とても難しく、とても大事な専門職と思います。
専門性に対しての正当な評価を受けるためにも、学者さんのどなたか、ヘルパーさんの効果に関して検証していただけないかなあ…。
切実な願いです。
2024. 10. 5 おばら