雨の季節、長雨で川の氾濫や増水のニュースが流れています。
そのようなニュースがあると3年前に多摩川が増水して府中市で避難勧告が発令、避難所が初めて開設された事を思い出します。受入れ体制が整っていない避難所に多くの方が避難した為、大変な状況でした。市では一人でも多くの市民の方をスムーズに避難所に収容できるよう「多摩川氾濫避難マップ」を作成しました。府中市のホームページで見ることができます。是非ご欄になられて見てください。
そこで多摩川を調べてみました。多摩川は、山梨県・東京都・神奈川県を流れる多摩川水系の本流で東京湾に注ぐ一級河川。下流は東京都と神奈川県の都県境となっている。全長138kⅿ、流域面積1240k㎡。堤防はあるものの、東京圏の一級河川でありながら護岸化されていない部分が多く、川辺の野草や野鳥が数多く見られる自然豊かな河川であるとあります。また昭和の高度成長時代には多摩川の水質が悪化。下水道整備の進展や流域の保全運動により現在では水質の汚染は緩和されて鮎等の魚類や鳥類が戻りつつあると記されています。
2016年より多摩市と府中市を結ぶ関戸橋架け替え工事が行われています。完成まで16年という長い期間ですが安全で快適な関戸橋に生まれ変わるのが楽しみです。
関戸橋の近くに「中河原渡し」という碑があります。関戸橋が昭和12年(1937)に出来るまでは中河原に渡し場があって渡し船で渡っていたということです。歴史を感じます。
幾度となく起きている多摩川の氾濫。いつも穏やかな流れであってほしいものですが自然には逆らうことはできません。何が起きても困らないように水害を忘れず防災意識を高めていこうと思います。
2021.7.10 のむら