GW中、のんびりしていたら、こどもの日に「子どもの権利条約」についての記事を目にしました。「子どもの権利条約」とは、1989年国連で定められた子供の基本的人権を国際的に保証するために定められた条約で、日本は1994年に批准しました。こどもの権利とは、大きく4つ、①生きる権利②育つ権利④守られる権利⑤参加する権利、だそうです。②の育つ権利とは、「持って生まれた能力を十分に伸ばして成長できるよう、医療や教育、生活への支援などを受け、友達と遊んだりすること」
昨今、「ヤングケアラー」について、世間が注目し問題視するようになっています。ヤングケアラーとは、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている子ども(文部科学省HPより)のこと。
『遊ぶ』、『学ぶ』、あたりまえのことができずにいる子供たちがいることに目を背けてはいけないと思います。
ただ、子供が介護を自然に学ぶことは大事かなとも…。高校生の頃、寝たきりの祖父におそるおそるヨーグルトを食べさせたこと、息を止めて祖母のおむつ交換をしてみたこと、初めての経験は記憶に色濃く残っています。その時、介護は自分には無理!と思ったのに、後々仕事にするとは不思議です。ヤングケアラーではありません。お手伝いの領域です。
全国で行われている認知症サポーター養成講座、自治体によっては子供向けに実施しています。なぜ、おばあちゃんは怒ってしまうのか?道で困っていそうなおじいちゃんがいたらどうしようか?こんな問いかけでとりあえず考えてみる、介護に触れる第1歩です。いきなり訪れる介護に直面する前に、子供のうちから介護に触れる機会を緩く持つことも、良い『学び』と思います。
2022.5.14 おばら