東京ビッグサイトで開催された第25回国際福祉機器展。当事業所の3名で行ってきました。
国際福祉機器展とは、ハンドメイドの自助具から最先端技術を活用した介護ロボット・福祉車両まで世界の福祉機器を一堂に集めたアジア最大規模の国際展示会です。アジア最大規模の展示会とだけあり大勢の方が訪れ、ブースで担当の方からの説明や出展社のプレゼンテーション、セミナーを聞いていました。また実際に見て体験できるという点では行ってみて良かったと思いました。特に心に残りました3点をご紹介します。
まず1点目は、一緒に出掛ける介助者を助けてくれるアシストが付いている電動車いすです。押すのが大変な上り坂でもスムーズに押すことができて、また下り坂では自動的にゆっくりブレーキを掛けてくれるので、乗っていても、押していても安心できました。
2点目は合理的配慮を行い日常生活をサポートしてくれる物が沢山ありました。ファスナーにマグネットを付けたり、替えたりすることにより着やすく着せやすくなる。シャンプー、リンス、ボディーソープには目をつぶっていても分かるように識別マークが付いている。生乳100%の500mlの牛乳パックの上部には半円の切り欠きが付いていて開け口が間違えなくなる等、自分では気が付かない部分で配慮されていることを知りました。
3点目は紙パンツです。色、チェック柄、アニマル柄などデザインされた紙パンツが紹介されていました。使用感、機能性はもちろん大切ですが、デザイン性も重視し、見えないところもおしゃれすることで前向きに明るく過ごせることに繋がっていくと思いました。
福祉機器は介護者の負担軽減や人手不足の解消ばかりではなく社会全体の質を向上させるのに役立っています。豊かで安全な社会となるよう益々進化していくことでしょう。
2025.10.18 のむら