編み物を始めて数か月。
これまでにネックウォーマー3枚、ハンドウォーマー10枚、ヘアバンド2枚。残り糸で足首ウォーマーとしおり。帽子も3枚編むことができました。
編みながら、いつも思い出すのは小学校低学年の頃の思い出。かぎ針編みで円を作る方法を教わって、円を2枚編み、それをはぎ合わせ、ショルダー部分を自己流で作り、円と繋げてバッグを完成させました。肩紐と円の繋げ方がわからなかったのでホッチキスで留めたところ、母に大笑いされ、担任の先生に笑い話として報告された後、教室の後ろの壁に自由研究として展示されました。
笑うのではなく、黙って正しいやり方を教えてくれれば良かったのに。
更に編み針を動かしながら、とんでもなく古い記憶にぶち当たりました。幼少期、私はいつも祖母が作ったガーゼハンカチを握りしめ、親指をしゃぶりながら眠っていました。ガーゼを正方形にカットして周囲をレース糸でフリルのように縁取りしたもので、私の親指はタコができていました。厳しく怒られ、指に辛子を塗られたりして。
試しに細長く編んだ鎖編みを指で握ってみると、何だか気持ちが落ち着きました。不安が押し寄せて落ち着かないときは、これを持ちましょう。次はベレー帽に挑戦予定。もはや着用の是非より、編みたい気持ちが優先です。
2025.4.26 こしごえ