短冊への願い事、前回のブログを拝見して、思った事。
大人になって「願い事ってなに?」と聞かれると、何だろうって考え込んだり何か良い言葉が無いかなと思ったり、大人って面倒です。それでも願い事を考えている時は、わくわくした幸せな気持ちになります。そして、笹の葉飾りって何か癒されますよね。
子供の短冊を見ると、「泳げるようになりたい」「お菓子を上手に作りたい」「○○になりたい」等、案外具体的で、目標設定みたいなところがあるなと思います。時に、大人が発想できない面白い願い事もありますが、書いた本人は皆真剣です。
お仕事上、いろいろな状況下で切実な願いに触れることが多々あります。
誤解を恐れず言えば、それは子供が短冊に込める願いのような具体的なものです。「ほかの方みたいに普通の食事をしたい」「誰にも頼らず1人でトイレに行きたい」「買物に行きたい」。現実的には無理な状況・状態も多く、実現不可能と思われることも多いですが、俯瞰してみた時、それってあたりまえの感情だなと気づかされます。
そして、前向きな意思表示だなとも思います。「短冊に何を書きますか?」との問いに対する答えは、その方が一番求めている願いである気がします。
まだまだ未熟な私ですが、その思いが少しでも現実化できるように努力するケアマネジャーでありたいなと思います。
七夕が終われば本格的な夏到来、さまざまな願いがこめられた祭りが全国的に行われる季節ですが、今年も諸事情で中止のところが多いでしょうか…。
風物詩である1枚(仙台七夕まつり)、皆さまの心の風景に何かが届くことを願っています。
2021.7.3 おばら